粉瘤・脂肪腫(皮膚腫瘍)

皮膚にできるできものに、粉瘤(アテローム)という袋状のできものがあります。
脂肪腫という脂肪組織からなるできものも診療でみかける皮下のできものです。
皮膚腫瘍の治療は、手術になりますが、形成外科ならではの傷跡ができるだけ残らないように治療しています。

粉瘤(アテローム)

粉瘤 アテローム

皮膚にできる袋状できものであり、よくみかける皮膚疾患の1つです。
通常は、痛みはなく、皮膚の膨らみとしてあるくらいですが、感染を生じることがあり、感染を生じた場合には、化膿して、腫れと痛みを生じることがあります。

治療

根治的な治療方法は、手術による摘出になります。
袋状のできものですから、それをきれいに摘出することになります。
方法としては、くりぬき法や、切除・摘出・縫合する方法などあり、その粉瘤に適した治療が必要です。

当院での考え方

粉瘤であれば、顔も含めてどこでもできる可能性があります。

粉瘤の治療においては、

  • 粉瘤をきちんと摘出すること
  • その際の傷跡はできるだけ小さくすること

が大事であると考えます。

先に記載しましたような、化膿がある場合は、その後の根治治療を考慮した治療方針が望ましいと思います。

脂肪腫

皮下にできる、脂肪からなる良性の腫瘍です。

ふくらみとして触れますが、それ以外の症状がないことが多いです。
急速な変化があまりありませんが、ゆっくりと大きくなることはあります。

脂肪腫

治療

根治的な治療方法は、手術による摘出になります。

当院での考え方

脂肪腫であれば、無症状であるために様子をみることもあります。
ただ、様子を見ても小さくなってなくなるわけではありません。
大きくなってから手術をするのであれば、小さいうちの方が傷跡も小さくて済むことが多いです。

石灰化上皮腫

皮膚にできるできものであり、よくみかける皮膚疾患の1つです。
乳幼児のお子さんの顔や女性にみかけ、大人の場合には上肢に認めることが多いです。

石灰化上皮腫

治療

根治的な治療方法は、手術による摘出になります。
切開した部分は、縫合しますが、簡単な手当で日常生活はすごせます。

ただ、まれに、急速に大きくなってくることがあり、その際にできものの直上の皮膚が水ぶくれのようになることがあります。
石灰化上皮腫石灰化上皮腫のために水疱化した皮膚
皮膚が水疱化してしまった場合には、整容的にその部分の切除も必要になることがありますから、早期の治療が望ましいと言えましょう。

当院での考え方

石灰化上皮腫は様子を見ても小さくはならないです。
大きくなると、それだけ手術の際にキズを大きくしなければならない可能性がありますから、治療を行うのであれば、早期治療がよいと言えますね。